4月下旬における急激な円安を受け、日銀・植田和男 総裁の発言が注目を集めている。特に最近は、止まらぬ円安を抑制する動きがあるのでは、との憶測が広まっていたからだ。
「今のところ円安が基調的な物価上昇率に大きな影響を与えているということはない」。4月26日の金融政策決定会合後の記者会見で、日本銀行総裁の植田和男氏はこう発言した。 円安進行に歯止めがかからず、政府・日銀が対応に苦慮している。ゴールデン ...
「日銀は円安圧力を緩和してほしい」「円安による過度な物価上昇も懸念されるなか、政府・日銀は適度な物価上昇の実現を」――。岸田文雄首相と植田和男日銀総裁がそろって出席した10日の経済財政諮問会議。民間議員から日銀に為替に絡めた注文が相次いだ。発端は植田氏による4月26日の金融政策決定会合後の記者会見だ。いまの円安について、基調的な物価上昇率への影響を無視できる範囲だとの見解を示した。これが円安容 ...
日銀の植田総裁は大型連休明けの先週火曜日(5月7日)から、“失言”の打ち消しに奔走している。
歴史的な円安に歯止めがかからない。円安ドル高は原材料の輸入価格を押し上げ、一段の物価上昇を招く。30年ぶりの大幅な賃上げの効果が打ち消...歴史的な円安に歯止めがかからない。円安ドル高は原材料の輸入価格を押し上げ、一段の物価上昇を招く。30年ぶりの大 ...
昨春の就任以降、丁寧な対外説明ぶりが評価されていた植田和男日銀総裁にとっては手痛い市場の洗礼だった。発端は4月26日の金融政策決定会合後の記者会見。総裁は最近の円安について「基調的な物価上昇率に今のところ大きな影響を与えていない」と発言。これが円安容 ...
折しも、5月7日には岸田首相が海外歴訪から戻って早々に植田日銀総裁との意見交換が持たれ、「最近の円安を政策運営上、十分注視していく」「円安は経済物価に潜在的影響を与え得る」といった総裁発言が注目を集めたばかりである。
【読売新聞】 読売国際経済懇話会(YIES)の第384回講演会が8日、東京・丸の内の東京会舘で開催され、日本銀行の植田和男総裁が「賃金と物価の好循環と今後の金融政策運営」と題して講演した。急速な為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくな ...
13日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=155円台後半と、前週末の夕方からほぼ変わらずで推移。米国で景気減速とインフレ圧力の根強さを示す経済指標を受けて政策金利の高止まりが意識され、ドルが対円で底堅く推移した。米消費者物価指数(CPI)の公表を週 ...