大相撲夏場所9日目(2024年5月20日 両国国技館) ...
左を差して前に出てくる島津海に対し、右上手を取って右へ右へ回り込みながら上手投げ。土俵際まで詰まった内容を「イメージ通りではないですよ。しっかり反応して白星につながったことはいいと思います」と冷静に分析した。
阿武剋は立ち合いで左前ミツを狙ったが取れず。千代栄の突っ張りを下からあてがって応戦すると、相手の引きに乗じて前に出ながら二本差して寄り切った。「まわし引けなかったけど耐えました。勝ててよかったです」。押して良し、組んで良しの対応力の高さを見せた。
◆ 大相撲夏場所 9日目(20日、東京・両国国技館) 新小結・大の里(二所ノ関)は、東前頭2枚目・ 平戸海 (境川)に押し出され、2敗目を喫した。平戸海の一気の押しをはたいてしまい、土俵を割った。
幕内優勝経験者で元関脇の若隆景と元小結の遠藤の注目対決は、両力士が土俵に上がっただけで館内から大歓声があがり、注目度の高さをうかがわせた。十両の優勝争いは遠藤、若隆景に新十両の阿武剋の3人がトップで並ぶ展開に変わった。
立ち合いから圧力をかけて突っ張りで前に出たが、右腕を引っかけられバランスを崩した。「仕方ないです。うまく取られました。圧力は良かった? そうですね。負け越し? しっかり受け止めたいと思います」と振り返った。